黒Tマツバさん





そこにはホウオウの像が安置されていた。
いつものように行を終えたマツバがそれに一礼をして立ち上がる。

「・・・?」

何かの気配を感じてマツバは振り向いた。
変化はない。
ホウオウの像が淡く光を反射しているだけだ。

『気のせいかな』

そう思いながらもマツバは像を凝視していた。

何かが見えるかもしれない。
そんな予感がした。




※※※


背景は飾りです(マジで
ホウオウを装飾しているとみせかけて
絵的には装飾されているのはマツバさんなのであった。
マツバさんは俺の仏様。


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