イチゴつみ
道草を食う(マジで)
「こんなところに草イチゴが生えてるとは知らなかったよ」
マツバはイチゴをひとつ摘むと口に放り込んだ。
甘酸っぱい香りが広がる。
「僕の秘密の場所なんです」
ツクシのいたずらっぽい目を見ながらマツバはふと思いついた。
「ちょっと持って帰ってジャムでも作る?」
マツバの言葉にツクシは目を輝かせて、大きく頷いた。
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以前、古墳を探して藪の中うろついていたら草イチゴを見つけて、
友達と一緒にモリモリ食べたのを思い出しながら描きました。
ちなみに友達はヒルに血を吸われました。
私は腹痛を起こしました。
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